週末4時間ほどを病室で一緒に過ごしていた友人が、自宅に帰り真っ白い布団で安らかな顔で横になっていた。もう咳も出ないし、苦しかったり痛むこともないだろう。安らかに眠っているようだった。ちょろちょろと彼なりの心配りをする下の子に、「○○○!」と名前を呼んで叱るのではないかという気さえした。そういえば先週、病室でいたずらをする息子に注意する声はまだ力強く、まだ力があるなと思っていたのに。

 昨日は、早すぎる訃報に、日記を真っ黒黒にしてしまった。昨日会ってきたら、沈み込むよりも、済んだ空のような色がいいと思った。

 1週間前にも、まだ若い仲間のお通夜に行ってきたばかりなのにというつれあい。亡くなった二人がお正月に我が家で談笑し、子供たちがおすもうをしていたのが、まだ半年前のことなのに。

 自分の順番もいずれやってくるんだ…。
 つれあいの順番とどっちが先になることか…。
 友人と対面し、気功をした後のように、心が澄んで、クリアになった感がある。

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