たった数泊でしたが,高松の友人宅に泊めてもらい,1日5食といううどんツアーをやりました。その友人もDM仲間。いいのか?いいわけない。遠くから来たからということで,岡泉をはじめ,超有名店をまわってもらった。もちろん美味しくって,「うどんに腰はいらない」という信条も「美味しかったら腰があってもいいや」とちょっぴりひよった。

友人には申し訳なくてはっきり伝えていないけど,高松の駅の立ち食いうどんや,街中のちょっとしたセルフうどん屋というか製麺所とかのうどんが,信じられないくらい安くて天ぷら類も豊富でおいしいのに感動した。超有名店は店構えも立派だけど値段もそれなりに高かったし。気安さという要素もうどんには必要と思う。

育った地方のうどんの柔らかさや,薄い色のだしはとっても好きだけど,ひょいと気軽に入れるお店はそう多くはなかった。小学校のときに万博で大阪に行き,立ち食いのおいしいうどんが,気軽に食べられるのがうらやましかった。つれあいの実家,北九州ではあちこちで資さんうどんが24時間営業しているのにも,ここは「うどんの天国か」と舞い上がった。もちろん薄い色のだしも美味しいし。

子どもの頃から,うどんに具を入れるのは好きじゃなかった。天ぷら類の油でつゆが汚れるのがイヤだったから。東京に来てあまりにもつゆが口に合わないので,かき揚げをいれてごまかすようになった。北九州でうどん天国に遭遇した最初も,やっぱりかけうどん派だった。せっかく出会ったおいしいつゆを味わいたかったから。資さんうどんでは,天かすやとろろ昆布が置いてあり自由に入れていい仕組みになっている。「タダ」とか「入れ放題」というのが大好きな私だけど,今でも天かすなどは入れない。

いつからか,つれあいが頼んだごぼ天うどんを,お得意の「一口ちょうだい」といって3口も4口も食べる作戦を続けているうちに,ごぼ天うどん派になった。

資さんうどんでは,おでんやぼた餅が置いてある。血糖値が乱れるので自分は食べないけど2個入りを買った。血糖値も体重も気にしなくていい人種のつれあいがぺろりと食べた。

今朝も,一人で歩いてうどん屋さん。そう,今日は資さんうどん。
ごぼ天うどんとすじ。満足,満足!

おでんはウエストよりも10円安いが,すじは昨日の朝よりもたっぷりくっついていた。ウエストではとろろ昆布が入れ放題じゃないかわりネギが自由に入れられた。天かすは両店ともおいてあり,「これじゃぁ,たぬきうどんというオーダーする人がいないはずだわ」と一人で納得する。

自分が育ったところと住んでいるところ,後は博多と北九州と高松での短い滞在しかない中で,自分のうどんに対する思いを固めてしまっている。食べることというのは主観的な行為。高松の方がこのブログを読んだら「あーあ,こいつ,気の毒なヤツ」と思われるに違いない。しょっちゅううどんを家で打ち,ご近所にも配るという上州の方とか,水沢うどんとかの美味しさを知っている方にも,自分の狭い体験だけで思い入れをしてる気の毒なヤツと思われることでしょう。資さんやウエスト以外にも北九州にはおいしいうどん屋あるのに…と思われる方もいそうです。

研究者だったら,あちこちのうどんについて調べたり,食べてみたりしてから論文を書く必要があるだろうけど,研究者でも食の評論家でもない私は堂々と主観の王道でうどんとつき合っていきます。
いろんなことはご縁だと思うので,自分の縁の中で考えることは凡夫には当然のこと。

そういえば大分の出身でもない私が,トリニータだの三木さんだのに熱を上げ,職場ではトリニータと呼ばれ(呼ばせ?),ついには仕事でもサッカーにかかわってしまったのも何かのご縁です。トリニータを通して,いろんな年代や職業,住まいの方と知り合えたのもご縁ですね。

I LOVE TRINITA!
応援してます,主将・三木さん!
そして好きです,うどん

コメント

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KPO
2006年8月14日21:35

やっぱり行かれたんですね、資さん(当然か!)。
正直言って資さんより旨いうどんを食べさせる店はいくつか知ってます。
でも、やっぱり資さんが一番。
多分、リーズナブルとかコスト・パフォーマンスとかそんなんじゃなく”気安さ”でしょうか、資さんの良さは。
だってうどん屋ですから(笑)。
だから、かけorごぼ天なのかな。

博多の森ゴール裏ではお疲れのところ大変お世話になりました。
だんだんクライアント(あえて患者とは言いません)が増えていく.....。
またどこかのゴール裏でお会いしましょう。

nophoto
sao
2006年8月14日21:38

私は、うどんを夕ご飯に作って、翌朝に麺がちぎれそうな程ヤワヤワになったのが好きです。
私のうどん好きは、母が妊娠してた頃、つわりで食欲がない為うどんばかり食べていたそうです。そこから私のうどん好きが始まったと言う云われ。
私は、讃岐うどんはうどんとは別のカテゴリーにあります。うどんとはまた違った食べ物として捉えています。
うどんは柔くてあたたかい汁がなくちゃ!
様々なうどんがあるけども、駅の立ち食いうどんを美味しく感じるように、うどんとは大衆の食文化なのです…。
シチュエーション、体調、そして麺、ツユ。最高のうどんとは一期一会ですよね。

うどん
うどん
2006年8月14日22:07

>KPOさん,saoさん,書き込みありがとうございました。
なんだか,「うどんの日記」っぽくなってきましたかしら?

nophoto
シャムスカ尚美
2006年8月15日10:19

おお 高松に行ったのですね。
そういえば 当地ではうどんを食べたことないですね。
我が家では いいとこ生協の冷凍うどんです。
ようござんしょ、今回は「ごぼう天うどん」が有名な「田舎庵」にご案内しましょ。しかし今でもやっているのだろうか?それが心配です。しかし この暑い中 熱いうどんはきついなあ。

うどん
うどん
2006年8月15日12:32

大分に行くと,ついつい「だんご汁研究家」になってしまいます。暑い中今朝も歩いて「ごぼ天うどん」を食べてきました。