大分の人は、そう深く考えなくても当然「大分は自分の県、自分の町」でしょうけれど、東京にいるとなかなかそうはいかない。行政的には東京都民だってことは十分わかってても「おらが町、おらがふるさと」とは思いにくい。それは東京という町が巨大すぎるのもあるし、自分がたかだか1世代目だったり2世代目だったりするからもある。マンションの管理組合や自治会はあるけど、心情的に第一義集団になりにくく、当番が回ってきたらいやだけど仕方がないもの、実家にいたころの「自治会」とはぜんぜん違う。
ところで東京にはベルディとFC東京というチームがあるけど、「自分の町のチーム」って「町の」に重きをおいて応援してる人、どのくらいいるんだろう。前に何かで読んだけど、ベルディのサポで稲城市民は少ない。一方FC東京のあちこちのフラッグ作戦はスゴイ。余ったチケットは学校を通じて配ったりしているせいか、うちの高校生にはFCを「自分のチーム」と思ってる子、比較的多い気がする。
Jの試合がある日、我が家の最寄り駅で見たことあるレプユニは、鹿島、マリノス、FC東京、東京ベルディ。私達のトリニータも入れると、5チーム。うちの2軒お隣はエスパルスファン。自分の町からそれぞれの応援するチームへと散っていくなんてこと、大分では多分ないですよね。
トリニータサポの中で自分の町のチームと強く意識できる環境にあるのは、TEAM EASTの大分出身の方達だろうなと思う。ここでも大分出身でなくてアウェーの私は、皆さんを見ていて「いいなぁ、自分の町のチームがJにあるなんて」とうらやましく思いますもの。

YKK APとかアローズの試合が東京である日は、一度見に行って自分の帰属意識がもてるかどうか確かめにいきたい気がしています。でも「トリニータの試合がない日」という条件を自分で設定しているところをみると、「おらが町のチーム」ではないけれど私の中ではトリニータが1番なのははっきりしています。トリニータを応援して4シーズン目。バリエンテ富山とかYKK APとかアローズがJに上がってくるのは何シーズン目になることか。早く上がってきてくださいな、楽しみにしています。トリニータの試合がない日、味スタとか等々力とか日産スタジアムになら行きますからね。お待ちしております。

おらが町のチームではないけれど、もうすっかり「おらのチーム」はトリニータです。I LOVE TRINITA!

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